更新日:2020年12月24日
5.諏訪神社の彫刻 (昭和54年6月29日指定)
現在の諏訪神社は天保8年(1837)に再建されたものである。また、諏訪神社境内に移築された近頭神社は、天保5年(1834)に清泉寺近くに建てられたものである。拝殿の外観は、入母屋造りで向拝部は唐破風となっており正面に千鳥破風がついている。本殿は一間社流造りで拝殿との間は廂でつながっており、拝殿・本殿の壁面や虹梁は彫刻でうめられている。彫刻師の苦心のほどが偲ばれる大隅流の技を伝える傑作である。
建築に関する文献や棟札は無くなっているが、棟梁は信州諏訪市の矢崎善四郎(善司)とその弟子たちである。
6.諏訪神社の大ケヤキ (昭和54年6月29日指定)
このケヤキは、諏訪神社の御神木で樹齢650年と推定されている。樹勢は盛んであり目通り5.5メ-トル、根回り7メ-トル、高さ25メ-トルの大ケヤキである。
7.安楽地の板碑 (昭和53年10月23日指定)
馬山安楽地のお堂の中にある板碑は、碑高125センチで、町内の板碑では一番大きく形態的にも整っている。緑泥片岩に薬研彫りしてあり、種子も蓮座の連弁・蓮実もはっきりしていて美しい。この板碑の尊守は阿弥陀三尊で製作年は貞治7年6月16日(1368)とあり、町内の板碑の中でも古いもので、南北朝時代のものである。
8.阿唱念の不動尊(昭和53年10月23日指定)
西牧深山の阿唱念には不動明王が1基、石碑が数基見られる。この付近一帯は、空居上人が阿唱念吉祥院瑞光寺を建立して、一大霊場にしようとした遺跡である。不動明王像は、火焔を背にし、右手に宝剣を持ち左手に羂索を持った忿怒形の石像で、当時の空居上人の偉業を偲ぶ貴重な遺物である。
天保7丙申年3月28日(1836)建立、当国甘楽郡後々村領主世話人・斎藤吉五郎、同南牧村大日向村・今井甚兵衛と台座に刻んである。
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