更新日:2011年2月28日
第2回委員会では、一般町民アンケートの一次集計結果報告、町の環境の課題点の検討などが行われました。
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開催日時・場所
日時 平成18年3月9日(木) 14:00~17:00
場所 下仁田町ふれあいセンター 大会議室
議事内容
1.開会・あいさつ
- 野村委員長より、第2回委員会開会のあいさつ。続いて事務局より、本日傍聴希望があり、町長の決裁を経たのち許可した旨の連絡がありました(本日は2名の傍聴がありました)。
2.一般町民アンケート一次集計結果報告
一般町民を対象にしたアンケートについて、一次集計の結果を報告しました。
委員からは、内容に関する質問や意見が出されました。
- 問1の結果では、回答数の多い設問は日頃家族で遊びに行くところが選ばれている。回答数の少ない設問は、学術的あるいは専門的な要素の絡む場所という気がする。[S.N]
- 属性のうち年代は、各年代からどのようにサンプル数を抽出したのか?同じ数ずつ配布したのなら、若い世代の回答数が少ないのは、問題ではないかという気がする。[A.S]
→年代別人口比率で比例配分している。したがって、若者は配布数が少ない。 - その他の意見はどうであったのか?
→今回は一次集計ということで、報告には自由意見などは入れていない。次回の委員会には、報告することとしたい。

アンケート集計結果報告
3.環境面の課題点検討
2グループに分かれ、各自が考える町の環境面の課題点について、意見を出し合いました。
[Aグループ]
- 10年前に越してきたが、下仁田町の人口はこの10年で減っているし、今後も減るだろう。そのことを考えて議論するのか、それとも減らさない方向で考えて議論すべきなのか?[S.S]
- 地域社会が今後どうしたらよいのか? 人口減も踏まえて考える必要があると思われる。アンケートでは、空き家問題なども出てきていた。[T.M]
- 人口減少をふまえた考えと、人口を減らさずに活性化する考えと両面あると思う。[S.N]
- アンケートを見ると商工観光に意識が高い。町の発展と環境に対して、これほどの高さに驚きを感じた。これをふまえた意見が必要だ。また、生物に関心が低いのは当たり前だと思う。私たちは学校で勉強をするようなスタイルで生活していない。経済活動の中では、生物への関心は後からついてくるものであるから、意義付けして貰えればと思う。[K.K]
- 荒船山、妙義山への関心の高さは郷土の自慢であると思う。学習をしていくことが必要である。[S.N]
- 活性化の中で考えないといけないのでは? 観光協会によって「活性化を考える会」が開かれている。今の人口を維持しながら環境を意識する方がよい。減るがままでは、地域住民の関心は沸かないと思う。[S.S]
- 遊休農地、耕作放棄地が増えている問題で、利便性の悪いところから荒れている。手を加えないのが本当は一番の自然であるかもしれないが、人間が地域環境に関わった際に、どのくらい手を加えたらよいのか?サルが人が生活するエリアに入ってきている。どこまでかの線引きは必要だ。遊休農地へ花を植えたりというのは、行政の金が途絶えると終わってしまう。(荒廃農地をつくらない為には)農業が食べていける形で配慮できるのが、一番コストが安いはずなのだが、国は(農林業は)いらないと言っている。これまで農林業に委ねてきた自然の管理について、(農林業人口が)減れば、放棄地が増えるのは必然だ。今後、どういるルール作りをするのかは、まだ決まっていない。集落内のお手伝いならできるが、他の集落まで面倒は見切れない。どこが責任を持つのかなどを決めていかないとダメになってしまう。行政と地域住民との役割の線引き、すなわちルール作りを提案していくべきだ。[M.S]
- いずれにせよ、長続きする方策が必要だ。[S.N]
- ボランティアとして、個々が出来ない際に集落内でお手伝いをすることがあるが、結局お願いしたらお茶を出したりするので、たくさん来ればコストは否応なしにかかる。ボランティアとして、ひとくくりにして押し進めていいのか?[M.S]
- 高速インターの出口付近にアジサイやサルスベリを植えている。きれいに花が咲くほど成長するまで相当時間がかかるが、今は馬山地区のボランティアで行っている。佐久のコスモス街道も老人クラブのボランティアだが、大変な労力で下火になりつつあり、以前ほどきれいでは無くなってきている。ボランティアに頼るのも大変で、行政も一緒になってやらないと長く続かないし、(一地区の住民だけでなく)下仁田じゅうでやらないと長く続かないと思う。[K.M]
- 事業配分を行政がみないと長く続かない。高齢化するとうまく続かなくなる。若い人がいないとNPOにしても同様で、長い目でみていないと続かないと思う。[K.K]
- 日本人は人の手の入った自然を大事にしていない。人為的に守ってきた(里山や田畑などの)自然が重要。そこにある程度金をかけるか、人をかけるかしないといけないと思う。中山間地対策で金をかけて耕作放棄地を保持しないと。荒船山だけを保全するんじゃダメだ。[S.S]
- 横の連携の必要性と以下の問題が浮き彫りになった。(1)人口減の中どうやっていくのか?(2)町の魅力をどうひきだすか?(3)放棄されていく農林地の問題をどう解決するのか?が挙げられた。[T.M]
- 鏑川沿いに竹林が増えている。日本全国そうだが、竹林はあのままでよいのか?問題あるのは認識して欲しい。[S.S]
- 竹林は生活にどういう影響があるのか?[S.N]
- 竹は凄い。駆除に手間がかかる。アスファルトさえ越えてくる。(あのまま放置すると)10年先にはどうなっているのか?[M.S]
- 昔は畑に入ってきたのを根気よく抜いていた経験しかないが・・・[S.N]
- 私の地域では逆に竹林は花が咲いて枯れ、減っていった。原因はわからない。[A.S]
- 仕事で松井田方面に出かけているが、(竹林の整備には)人手をかけるしかない。[M.S]
- 実は牧場に竹を使いたいが、他人の土地に勝手に入ってやるのは気が引ける。伐採してはいけない土地もあるかもしれないし。[S.S]
- 水、水質については、町として目標を決めれば良いと思う。例えば、川遊びができるようになるまでとか、都市部程度とか、よそと同程度とか、まずは水質を浄化する程度の目標を作って話し合うのが良いのでは?その上で、合併浄化槽などの話に進むのが良い。[K.K]
- 大腸菌の結果には驚いた。これを親がみたら、子供に川で遊べとは言えない。[K.M]
- 水は数字でしか出せないんだから、そうするしかないのでは?(合併浄化槽には)個人には補助金が出ないと聞いた。まわりの数軒が協力して1つの合併浄化槽を作ったら補助金を出すことは出来ないか?[K.K]
- 大腸菌だけこれだけ多いのはなぜ?[M.S]
- 生活雑排水が主な原因だと思われる。[T.M]
- それにしても異様に写る。[M.S]
- こんにゃくなどもこれから沈殿槽を作るように規制が強化されてくるだろう。[K.K]
- 既に出来ている。[K.M]
- (こんにゃく工場などの)業者はすでに改善している。[M.S]
- 結局、家庭からの雑排水が原因か。[K.K]
- 生活の中で、台所の排水が一番水を汚す原因になっている。合併浄化槽を浸透させるべきだ。[K.M]
- 費用が老人世帯には高すぎる。[K.K]
- 確かに、単槽に比べたら高い。[K.M]
- 町の環境を考える中で水質は大事で、そのためには合併浄化槽が必要となれば、そのような提言ができると思う。[T.M]
- もともと、浄化槽設置(及び維持管理)の値段は自由競争で決められた値段ではない。設置する側の生活レベル維持のための値段だ。だからこそ、複数の世帯で共同で使えるような合併浄化槽を設置すればよい。[K.K]
- 5世帯で1つとかにする考えは良いと思う。ところで、下水道はどこまで来ている?富岡のどこまで来ている?[K.M]
- 田んぼの構造改善とセットで集落全体を集めて1つの簡易浄化施設を造るという話もある。しかし、その場合にその集落全体が強制的に入らないとダメで、かえって負担が増えていると聞いている。[M.S]
- 下仁田では集落排水は無理だろう。[K.K]
- 山谷ありの下仁田では一箇所では無理だろう。[S.N]
- 下水や浄化槽の話が出たので、行政サイドから知りうる情報を伝える。まず、下水道については、下仁田は群馬県の計画に最初から入っていない。県の計画に手を挙げなかったからだ。町の計画としては、20年前の試算で当時で70億円、現在では100億円近くかかることが見込まれており、現在の町の財政では到底無理な話だ。農村集落排水も高いため、一件辺りのコストは増加する。(下仁田町にとっては)個別の合併浄化槽の整備が一番優れているやり方。今後、町の事業として浄化槽整備事業を進める予定でいる。これは、町が整備し、町が管理人として、個々の世帯に貸し与えることを考えている。月割りで町が管理費を徴収することによって、清掃点検時に一気に費用を請求されないような仕組みにしたいと考えている。この委員会として「川をきれいにするために、合併浄化槽を推進する」という提言が出されれば、その方針に従った施策がとりやすい。 [K.S]
- 自然学校で子供達を連れて出かける際に、川がきれいだと子供達の反応が違う。汚い川では誰も入りたがらないが、きれいだと黙っていても勝手に入ってしまう。 [S.N]
- 西牧川は鉱毒がある。[K.K]
- 西牧川は水温が暖かく、南牧川は冷たい。[K.M]
- 浄化槽の維持管理については、既存のものも同じようにして欲しい。[K.K]
- そういうことも含めてこれから考える。[K.S]
- (下仁田は)地形・地質で観光・学習に使えるところが多い。群馬では一番良いところで、研究者もたくさん来ている。地形、地質的に面白い山として、埼玉、東京、千葉から多くの人が来ている。自然をうまく利用して活性化すべきではないか。そのためにも、小中学校で地元の自然について教えることが大事。そうすれば大人になって若い人が町に残るようになるはず。[S.N]
- 下仁田小の校歌に「9つの峰」と出てくるが、今は藪になっていて、これらの山々の多くに登れなくなってきている。登山道整備をしないといけないと思うが、登山道の整備は環境破壊につながるのか?登れるような環境を造れば子どもたちも行けると思う。[T.T]
- 登山道整備は環境破壊にはならないと思う。良く知っている人が教えながら登ることが良い。また、S.N氏が言われるように地元以外の人の方がよく見ていて知っていることは多い。[T.M]
- グリーンツーリズムも話題になっているが、(下仁田は)杉花粉が凄いとの意見もある。枝打ちや間伐、広葉樹への植え替え等も必要だ。[T.T]
- (過去の拡大造林政策で)経済地域以外にも植えたことが間違いだ。金になる木に一本もなっていない地域がある。[K.K]
- (下仁田を)世界遺産にしたい。地形や地質を中心にして。[S.N]
- 昭和35年頃、旅館には採石をする先生が良く来ていた。[K.K]
- 下仁田は課題の多い山で、地質のメッカ、発祥の地。偉い先生もたくさん来ていて本当に凄いところ。[S.N]
- 横浜市はゴミを減らす政策として視察が多いところ。視察を今度から有料にすると新聞記事に出ていた。[T.T]
- 横浜の他にも、名古屋は分別の種類が多い。徳島の上勝町ゴミゼロ(ゼロ・ウエイスト政策)を行っている。[K.S]
- 視察とお泊まりをセットで考えれば、それで町が活性化する。町の対応も決まっていて、食事もセットにすれば良い。[K.K]
- 学校でゴミがたくさん出るが、ダイオキシンの関係で、焼却炉が使えなくなった。樹木は焼却炉で燃やしていたが、今はダメ。要領が悪い気がする。子どもたちに環境教育はやっている。総合学習の時間の中で大きな比重を占めている。水質、ゴミ、リサイクルなど・・・廃品回収でも教えている。しかし、町の補助金が大幅にカットされ、来年度は廃品回収ができるのか疑問。 [A.S]
- 農業では全てが廃棄物扱い。塩素を含むものがダイオキシンが出るのだから、落ち葉もダメってのは負担が大きい。知識さえあれば分別して燃やせるのだが・・・総量で減らして行くしかない。この数年間で、産廃を造らせないためにやれることは最大限にやらねばならない。大腸菌がひどいと言われる鏑川だが、昔は泳げた。たった30年くらいで泳げない川になってしまった。「水と緑のシンフォニー」をうたっているなら、やはり対応しなければダメ。産廃の事業者は「微量のダイオキシンを含むものを処理する」と明記している。流れ出すのは必至だ。反対の働きかけが必要だ。[M.S]
- 木材関係でバイオマスの予算はないが、下仁田が国の指定を受けたことで、話し合いだけは進めていくことになっている。街路樹を含めて、森を守るためには、森林組合がチップを作ってストーブを普及させていく事が必要。引き続き話し合いをしましょうという会議だが、途絶えることなく事業を進めたい。木材の枝など産廃とせずに再利用したい。下草刈り、枝打ち・・・バイオマスとして利用する計画も進めている。 [K.K]
- 畜産で、おがくずはただで貰っている。町の中や周辺では都会の材を売りに来ている。埼玉の廃材を粉にしたものを、安いからと山梨で買っているらしい。もっと(地元の材を使えるような工夫が)どうにかならないのか?[S.S]
- ゴミについては商店町で何か出来ないか?ということで、商工会の女性部でポイントカードのポイントを倍にする等のマイバッグキャンペーンを行っているが、なかなか継続ができない。継続されれば貢献できるはずなのだが。アンケートでも「レジ袋を貰わない」という回答は少ない。マイバッグの雰囲気作りを出きればと思う。町の条例で「レジ袋はあまり渡せない」と言えないか。廃油石鹸は今でもうまくやっていて、台所から捨てられる油が減っている。コツコツ継続してやることが大事だ。 [K.M]
- レジ袋は国の動きとして有料化の話もある。[T.M]
- コンビニと自販機が増えると環境面にマイナス。町の美化について、コンビニ、自販機の業界に啓蒙活動が必要だ。[K.K]
- 下仁田、南牧は老人が住みやすい町として魅力があった。しかし、今はイノシシやサルが出て来て畑を荒らしている。これは魅力が減った原因で、鳥獣被害は苦になる。[A.S]

Aグループのグループ討議
[Bグループ]
- 基礎調査結果や現在下仁田で観察している状況をみると、カジカが昔に較べて少なくなっているのが特徴である。また鏑川の下流で生育する魚が上流に遡上してきていないことも特徴だと思う。ほかの魚種ではウグイ・オイカワ・ヤマメが少なく、またアブラハヤが増えているようだ。[T.H]
- カジカは場所によっては増えているようだ。小河原付近の鏑川では採れる。場合によって漁協などが放流しているのかもしれない。 [T.U]
- 子供の頃に川でとって食べたくらいで、特に好んで食べる魚ではないが。[T.K]
- コイやヤマメは放流しているようだ。シマドジョウも減っているのではないか。ウナギも昔はいたが、少なくなった。[T.U]
- ギバチも減っている。[T.K]
- 最近ナマズが増えてきた。淵などの工事をすると結構採れる。[K.M]
- 昔はナマズはいなかった。[T.T]
- 鳥では、アオサギが増えてきた。カワウも増えている。今年は川にカモがたくさん来ているようだ。[T.K]
- トビも増えているようだ。[T.U]
- 猟友会での調査結果をここで報告したい。昭和60年代にはイノシシ、シカは町内にはいなかった。昭和60年以前に多野郡のある施設で食肉目的にイノブタの飼育を始めた。しかしこの飼育は思うように続かず、施設も悪くなり、施設からイノブタが逃げ出した。このイノブタは昭和60年頃に下仁田町にて初めて確認された(細萱の開拓地)。猟友会としては捕獲を行いたかったが、県の担当事務所からは許可が下りなかった。その間申請を続けた結果、「イノブタはイノシシに含む」という解釈の元、平成7年にやっと許可が下りた。昭和60年から平成7年までにイノブタの数は相当数になり、平成7年9 月には町で対策委員会をつくった。捕獲には許可がいるため、委員会では住民に免許を取ってもらおうということになり、64人に免許を取ってもらった。平成 8年時点では1200頭くらいの数だったが、500頭までは減らそうという目標を立てた。平成17年現在では、300頭くらいに減っている。このくらいの数が一番バランスがとれていて、ちょうど良い。イノブタが多野郡から下仁田町に下りてきたのは、上野村で日航機が墜落し報道等のヘリコプターが山の上を多数飛んだ時の騒音と、大規模送電線の工事の際、同様にヘリコプターが多数飛んだ時の騒音により、下仁田町方面に追われてきたことが原因と考えている。[T.S]
- 最近はイノブタが減った代わりにシカが増えてきた。神津牧場のササはみなシカに食べられ、大変少なくなってしまった。なぜイノブタやシカの数が増えたのか?これには理由がある。平成7年頃、タヌキのかいせん病がはやり9割が絶えたが、そのときにキツネに病気がうつった。キツネは肉食であり、イノブタの子とシカの子を餌としていたので、キツネが減ったことにより、シカやイノブタが増えたと考えている。イノブタは子だくさんであり、5頭では少ない方。[T.S]
- サルも下仁田町では被害が大きいが、捕獲のための檻を数カ所で仕掛けている。捕獲したサルは大学に送っている。下仁田では二つの群れがある。減らさないよう、増やさないよう管理を行っている。小坂ではサルが近づくと花火で威嚇し、山に追っている。[T.S]
- 最近はハクビシンが心配である。野菜や果物を食べている。人家の屋根裏や縁の下、下水などにすみつく。縁の下に入らないようにすき間を塞ぐことが重要である。年間30頭くらい捕獲している。[T.S]
- モモンガ、ムササビ、リスは減っており、保護をする必要がある。[T.S]
- 今被害が出ていないからといって、対策をしないのは問題である。地道な努力が必要と考えている。[T.S]
- イノブタはゴルフ場でシバを掘っている。イノブタなどが増えたのは山に餌がなくなったのが原因ではないか。[K.M]
- これまでは休猟区を設定していたが、猟友会では、今後は休猟区をつくらないという方針になった。[T.S]
- 昔と比べると、被害は少なくなっている。住民が気にしていることもある。[T.U]
- 果樹についた残ったリンゴなどを求めて動物が畑に入ることもあるので、農家に協力を求めてそのような残った果実は取るようにしている。残ったリンゴはサル捕獲用に餌として使っている。[T.S]
- いくら少なくなったとは言っても、電牧で囲っていないと被害に遭う。生ゴミも畑に埋めないようになってきているのではないか。動物を追う場合も、花火だけでは効果がない。ある程度人間が山に追って、さらに猟友会のみなさんに協力を仰ぐ必要がある。[T.U]
- 野生鳥獣は、一定のバランスの上に成り立っている。バランスが崩れると数が増えるが、行政の対応も悪く、困ってから許可を出してくる。早い段階からそのような措置を講ずる必要がある。イノブタが増えた時は、町でもかなりの予算を出している。[T.S]
- ハクビシンはとびとびに分布しており、人家に住み着いて困っている。トマトなどは食べられてしまう。[T.U]
- 自分はコンニャクを生業としているが、秋には堀採ったコンニャクを乾燥させる。そのときに煤煙がでる。検査をしてもらったが、基準以下の数値であった。水質的には洗う際の泥によるSSが問題と考えているが、業界として取り組みを始めている。[T.K]
- 河川の水質が悪いのは、一部の食品製造業者が悪いと思う。[M.A]
- 今後できる工場は規制も厳しくなっていることから、かなり処理されると思う。ただ、個人の業者はなかなか難しい。[T.K]
- JA甘楽富岡では、コンニャク栽培に使う廃ポリの処理を県内でも早くから始めている。この他シイタケの種ゴマのケースや栽培用の袋の回収も進んでいる。このような取り組みを始めてから5年目になり、ゴミの適正処理を進めているところである。[T.U]
- 農薬に関する取り組みであるが、農薬は使用状況を記帳して提出しないと出荷できない仕組みをつくっている。農薬取締法で300種類、さらに5月29日より食品衛生法により、農作物への残留基準が0.01PPMという基準を定めた。適合しないものは自主回収という規則になっている。管内の農協の意識はかなり高いと思う。[T.U]
- 青倉小の総合学習の手伝いで、青倉川の水生昆虫を調べたことがある。調べたところ、虫はほとんどいないという結果になった。川底をみると汚泥がたまっており、子供も水に触るのを拒んだほどである。本来ならば清流のはずなので、原因としては生活排水と工場廃水が考えられる。昔は養蚕のための道具もみな川で洗ったものである。昔は川と生活が密着していたが、今は大人も子供も川に近づかない。ものを流すだけの川になってしまった。[T.H]
- 昔は台所の排水も、一回ため池にためてから沈殿させて流していた。また川に流すときも現在のようにU字溝ではなく、石垣で組まれた複雑な流路を流れており、自然に浄化されていたのだと思う。今は川に直接流れるようになっている。[T.U]
- 台所の排水口に水切り用の網をつける運動もしているが、すぐに目詰まりしてしまうため、なかなか付けたがらない。まずは水切り用の袋を付ければ良いと思うが。トレーの回収も行っているが、トレーを使わないような包装を検討することも必要ではないか。また、下仁田町のスーパーではマイバック運動を行っている店が少ない。[K.S]
- リサイクル法などができているが、金をかけてゴミを処理することばかり考えている。コンビニなどがゴミが一番多い。流通業界の問題だと思う。[T.K]
- スギが大きくなりすぎて困っている。日当たりが悪くなるなどの影響が出ている。伐採には金がかかるが、金がないために伐れない。手入れをしていないため、スギに絡まったフジが増えている。またクズも増えている。[M.A]
- クズの根はイノブタの良い餌である。山手の家には枝を下ろして林の中を明るくして欲しいと要請している。暗いところが減ると、動物も近づきにくくなる。[T.S]
- アレチウリが最近増えているようだが何とかした方がよいのではないか。[T.H]
- 農地の周りの藪や土手の草など、昔の農家はヤギや牛を飼っていたので、皆餌として利用していた。そのような農家がなくなったことで、藪が増えている。[T.U]
- 山が一番荒れている。林にはいると表土が少なくなっており、岩ばかり。このような林は風が吹くと倒れやすく、災害が起こりやすくなっているのではないか。山は間伐して明るくすることが必要である。今の山はうっそうとして暗いため、雑木が育たない。その結果表土も少なく、保水力が低下している。[K.M]
- 間伐へ補助が出されており、効果を上げている。ただ、私有林は金がないので手が入れられないのが実情である。山から出すだけでも金がかかってしまう。[M.A]
- 川の水量が昔と比べて減っている。山が保水できなくなっているのが原因ではないか。雨が降ったらすぐに流れてしまう。昔は冬ももっと水があった。[T.K]
- ほとんどの沢は水がなくなってきている。町が補助を出して木を切ればどうか。そして伐採した木は町民に配るなど。[T.U]
- 木の需要が全体に減っている。若者が木の家を建てたがらない。[M.A]
- 山に結構不法投棄がある。業者が捨てるような大規模なものはないが、細かい投棄が多い。[T.U]
- 幹線沿いは少なくなってきたが、林道に少しはいると多くなる。神津牧場への旧道も家電類が捨ててある。また山菜採りが捨てていくこともある。[T.S]
- 釣り人は河原の藪の中に隠すようにゴミを捨てていく。[T.U]
Bグループのグループ討議
4.検討結果発表
- グループ討議で出された意見を、全体で発表しました。
5.連絡事項
- 次回の開催日時を、5月11日(木)14時よりとしました。
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