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下仁田町

第1回委員会

更新日:2011年2月28日  本文のみ印刷

第1回委員会では、町長あいさつ、委嘱書の交付、環境基礎調査結果報告などが行われました。

開催日時・場所

日時  平成18年2月10日(金) 14:00~17:00

場所  下仁田町保健センター 集団検診室

議事内容

1.委員会趣旨説明

  • 環境基本計画は、環境基本法に則り、地域の環境をまもることを目的としています。下仁田町における策定は若干遅れましたが、今年度より計画策定に入ることとなりました。
  • 関連して、 町では平成16年度より基礎調査を実施してきました。これを元に、計画策定の議論を進めていきたいと考えています。
  • 計画策定は、平成18年度末を目標に行う予定です。

2.自己紹介

  • 各委員および事務局より、簡単に自己紹介をしました。

3.委員長・副委員長選出

  • 委員長には下仁田自然学校長の野村 哲氏が選出されました。
  • 副委員長は、次回以降選出することとしました。

4.町長あいさつ・委嘱書交付

  • 委員一人一人に、町長より委嘱書を手渡しました。


町長による委嘱書の交付

5.環境基礎調査結果報告

 環境基礎調査結果報告として、以下の内容について説明しました。

  1. 環境基本計画について
  2. 環境基礎調査について
  3. 地域社会の動向
  4. 環境の現況
  5. 環境特性と課題点の整理

委員からは、内容に関する質問や意見が出されました。
出された意見の一部を下記に掲載します。


  
(1) 現況調査結果について
  • 昔は鏑川で泳いだものだが、資料にあるような大腸菌の数字には驚いている。大腸菌が増えた原因は何か。[K.M]
    → 生活雑排水の流入と農地からの肥料流入が大きな原因と考えられる。大腸菌群数だけみると汚いように感じるが、底生動物調査による水質判定では、概ね「きれいな水」であるという結果が出ている。
     
  • カジカは昔はいたが、今はどうなのか。[K.M]
    → 魚類の調査は採捕許可の関係で今回行っていないが、文献では小坂川にて確認されている。
     
  • 水質データの大腸菌群数であるが、森沢橋と八千代橋は近いのになぜ3倍近くもの差があるのか。[T.S]
    → 何とも言い難いが、水質調査地点設定の理由は、ある工場の問題があったことによる。工場からの廃水による富栄養化が問題である可能性もある。全体では上流から下流に向かって数値が悪くなっており、人家の集中度合が主な原因と考えている。
     
  • 不法投棄の件数が増えているようだ。以前白物家電の周りのスチールを取って捨ててあるゴミを見たことがある。この類の投棄は町以外の人間の行為と思われる。[S.S]
    → 現場に残されたものなどから投棄した人を調べるように努めているがなかなか分からない。分かる場合には警察と相談して、撤去費用の請求や命令を行っている。しかしほとんど分からないというのが実情。「ゴミがゴミを生む」という状況は避けるように運動している。
     
  • これからの子供たちが育っていくための環境づくりが必要と考えているところだが、犯罪も子供が育つ環境としては重要な項目と考えるが、そのあたりはどうか。[S.N]
    → 下仁田署管内は、犯罪件数は少ない。防犯的にはまだ少ないと思う。一般の方にパトロールの依頼等の取り組みを始めているところである。役場の担当としては総務課が扱っている。
     
  • 大気汚染のデータは富岡市での測定結果なので、できれば下仁田町のものを用いた方がよいと思う。富岡市と下仁田町は地形や地質条件が異なるので、考察にならないのではないか。[S.N]
    → 大気質を独自に調べるにはお金もかかりなかなか進めにくい。今後の検討課題としたい。


報告を聞く委員の方々

(2)地区別環境特性について
  • 町全般的な自然の特徴と地域的な特徴があると思う。例えば先日、子供たちとある谷の探検に行ったが、コケが一面を覆う美しい場所であった。また別の沢では上流に道路建設予定地があり、そこの埋め立て予定地にニリンソウが群生している。そのような細かい地域的な場所も守りたいと思う。町内の守るべき自然を抽出していきたいと考えている。そのような場所は子供たちにとっても良い学習環境である。地元に暮らすみなさんの意見を聞いて欲しい。ふるさとの自然のすばらしさは、子供たちが将来町に戻るきっかけにもなるだろう。[S.N]
    → 町長もあいさつの中でふれていたように、最終的には条例化する予定である。町の環境を考える中で、こういった項目を守っていかなければならないというような項目を委員会の中で出していただきたいと思っている。
    また、今回の基礎調査では町すべてを調査したわけではない。この委員会の中で守るべき自然を提案して欲しい。また保全の方向として地域でまとめるのか「里山」といったように環境で区分していくのかという点も検討する必要がある。
     
  • 下仁田町の高い山は霧が多い。上信越道はこのあたりがいつも通行止めになる。霧の発生は町の環境として特徴的といえるのではないか。また、牧場では牛を多数飼育しているが、BOD的な視点からは大変問題である。この委員会に参加するにあたって不安だったのは、そのような件でたたかれはしないかということである。[S.S]
    → 委員会では個別批判は行わない方針である。地区別に目標を設定していくようなイメージを考えている。取り組んだ結果を数字で残すような目標値の設定をしたい。
    水質問題では、町としても浄化槽に補助金を出すなど対策を行っているが、予算的な問題もあり一度に行うわけにはいかない。できるところから始めていきたい。県の条例ができたことにより工場からの排水規制がさらに厳しくなった。ただ事業所だけではなく、家庭からの排水も問題だと思う。
     
  • 町としてある程度の規制は必要かもしれない。浄化槽にしても、例えば補助金の増額など、つっこんだ部分にもふれていくのか。[T.K]
    → 個別の対応はそれぞれの担当課があり、またそれぞれ個別の計画をつくっている。この計画は、環境関係の施策のすべての元となるような計画となると考えている。計画的には10年先をどうするかということを考えていく予定。浄化槽の補助金については、現在個別に出しているが、今後は個人設置ではなく町村設置型の方向に切り替えていく必要があると考えている。
     
  • 女性は台所や洗濯などで水をたくさん流す。町内の女性団体ではそれぞれ環境に関する活動を行っているが、地域という単位ではできていない。まずはできるところから取り組んでいくようにしていきたい。自分だけ良ければよい というわけにはいかない。[K.S]
    → 計画を作る過程で、町民に広く関心を持ってもらうことが重要である。そのための活動として、住民参加型の環境調査や、講師を招いてのシンポジウムなどを開催したいと考えている。
     
  • 貴重な動植物の話が出ているが、畑の周りに出てくるサルの問題も考える必要がある。[K.K]
    → さまざまな立場からのお話しをいただきたいと考えている。

6.連絡事項

  • 次回の開催日時を、3月9日(木)14時よりとしました。

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郵便番号:370-2601
所在地:下仁田町大字下仁田111-2
電話番号:0274-82-5490
ファクス番号:0274-70-3013

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