世界遺産 「荒船風穴」 史跡概要

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世界遺産 「荒船風穴」 史跡概要

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 お願い 荒船風穴は自然地形を生かした遺跡のため、山腹に位置しています。駐車場からも高低差のある坂道を往復するため、歩きやすい靴や服装でお出かけください。また、土日祝祭日の交通規制など、交通事故防止・史跡保護のための施策にご理解ください。

                     史跡概要

1.名  称  荒船・東谷風穴蚕種貯蔵所跡
2.指定日   平成22年2月22日
3.所在地   群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧字屋敷甲10690
4.所有関係  町有地(4648.76m2)
5.指定理由(説明) 
  明治から昭和初期にかけて、天然の冷風を使用して蚕種を貯蔵した施設。荒船風穴は、
 全国一の収納量を誇り、その取引先は全国に及んだ。東谷風穴は地域単位の風穴として
 全国有数の規模である。ともに近代の養蚕業を知る上で貴重である。
6.近年の文化財調査
  平成22年度 ・春秋館文書の目録作成(電子データ化を含む)
  平成23年度 ・1号風穴・2号風穴・3号風穴の床面の埋蔵文化財発掘調査
            ・記憶の資料化(荒船風穴の関係者への聞き取り調査)
            ・史跡内の植生調査
            ・石積石材のカルテ作成
            ・3次元測量調査
   平成24年度 ・1号風穴崩落面埋蔵文化財調査

 

◆荒船風穴のご紹介◆


 荒船風穴は、明治38年、地元の養蚕農家の庭屋静太郎により建設された蚕種貯蔵施設です。
 長野県を発祥とする天然の冷風を利用した風穴技術を研究し、日本で最大規模を誇る貯蔵施設として運営され、日本全国を相手に事業を展開しました。
 現在でも操業当時と変わらぬ冷風環境が維持され、肌を通じて史跡を体感することが出来る珍しい史跡です。    


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『富岡製糸場と絹産業遺産群』下仁田町の構成資産

 明治43年発行の「北甘楽郡案内」に掲載された荒船風穴

 
 1号2号風穴と現地事務所  2号風穴側面と1号風穴 2号風穴正面と奥1号風穴 
 風穴全景(電話施設も見える)

 2号については土蔵造り

 屋根上に排気設備を設置



【風穴利用による増産】
 江戸時代まで蚕の飼育は気候に合わせた年内1蚕(春蚕中心)しかできませんでしたが、年間を通して涼しく、温度変化の少ない山間の風穴を利用することによって、人工的に蚕種を保存する技術が進み、明治半ば以降には年内2蚕、年内3蚕と増えていきました。
 また、夏秋蚕は農家にとって農閑期にあたり、飼育に都合がよく急速に普及することとなりました。明治期後半の蚕の増産は、風穴の利用によってもたらされたものと言っても過言ではありません。
 また、この天然の冷蔵庫で冬(寒さ)を経験させることにより孵化の時期が不揃いであったものが一斉に孵化することとなり、作業効率が著しく向上したことも風穴の効用でした。 
  
   荒船風穴測量結果 PDF 版
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