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下仁田町

「下仁田ネギ」について

更新日:2018年9月4日  本文のみ印刷

「下仁田ネギ」のお話

ネギの原産地ははっきりしていないが、一般には中国西部ではないかとされています。

我が国では、「日本書紀」にネギの名が出てくるほか、平安に編集された「本草和名」にも書かれています。

下仁田ネギについての由来は明らかではないが、江戸文化2年11月8日付で『ネギ200本至急送れ、運送代はいくらかかってもよい』という趣旨の江戸大名、旗本からのものと思われる名主宛の手紙が残されており、当時すでに下仁田ネギが栽培され、珍重されていたことがわかっています。

下仁田ネギは別名「殿様ネギ」と呼ばれるのはこのためです。


下仁田ネギの束下仁田ネギ畑の風景下仁田ネギ 箱入り

下仁田ネギは下仁田におけ下仁田ネギは二百数十年の歴史

明治以前は主に旧下仁田町周辺農家により自家消費を中心に栽培されていたようです。

平地で栽培されるようになったのは明治に入ってからで、大正時代に入り現在の主産地である下仁田町馬山地区で盛んになりました。

昭和に入って一部篤農家による皇室への献上や上毛カルタに「ねぎとこんにゃく下仁田名産」と詠まれていることから知名度が高くなったと考えられますが、これに伴って、群馬・長野の両県農事試験場が栽培試験をてがけましたが、長野では育ちが悪く、群馬(前橋)では育ちすぎて葉が硬直するなど食べ物にならなくて、結局「下仁田ネギは下仁田におけ」という結果に終わったとのいわれもあります。

下仁田ネギの特性

下仁田ネギは、非分けつ性の一本ネギで、軟白部は長さ15~20cmと短く、また太さは最も太いもので直径4~5cmときわめて太いのがあります。

地上部の葉も濃緑色で太い。

形・大きさ等下仁田ネギはネギの品種の中でも特異なものです。

土壌適用性は広いですが、下仁田ネギ特有の肉質をしたしまりの良いものを生産するためには、礫を多少含んだ粘質土壌であることが一つの条件です。

粘質が弱くて軽い火山灰土壌では肉質の良い下仁田ネギを生産することはできません。

下仁田ネギは播種から収穫まで15カ月と大変に長い栽培なのでその年の温度等の気象条件の変化に左右されやすい品種です。

育成の限界温度は0℃と35℃で、育成適温は、15~20℃です。

耐熱性、耐寒性ともに強く、厳冬期でも地上部は枯れるけれども地下部が枯死する事はありません。

また耐旱性も強く、夏の高温期でも障害は少ないです。

しかし、多湿には弱く、特に25℃以上の高温では多湿に対する抵抗力が弱く湿害を受けやすいです。

伝統的下仁田ネギの形態

(1)ダルマ系 葉身が太く、葉先は丸く、内外葉の葉長がそろっている。全長、軟白部ともに短く、耐病性に欠けるが肉質は良い。

(2)西野牧系 葉が細めで長く、軟白部もやや長い。肉質はダルマ系よりやや落ちるが耐病性は強い。

(3)利根太系 全体的には太いが葉長および軟白部が長く、形状・肉質は下仁田ネギとしての特質に欠け、根深ネギとしての特性が強い。

 

 

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