更新日:2011年2月28日
開催日時・場所
日時 平成18年7月6日(木) 14:00~17:00
場所 下仁田町ふれあい学習センター 学習室ほか
議事内容
1.開会・あいさつ
- 野村委員長より、第5回委員会開会のあいさつがありました。
2.課題の分類結果報告について
前回の委員会において検討した方針(案)に事務局で補足を行い、事前に各委員へ配布しました。今回、この方針に対する検討を行いました。
- 下流地域への広報活動を入れてもらいたい。水源となっている山林の保全のための資金源を確保する必要があるので、下流の地域へ協力を呼びかけたい。[K.K]
- インターネット等を利用し、お金がなるべくかからない方法で広報活動をすることは必要かもしれない。[S.N]
- 「環境面での課題を解決するための施策を考える上での方針」ということなのでこのような書き方になるのかもしれないが、挙げられている方針をみると、マイナスイメージのものが多い。「荒廃した山林の保全」(文章としておかしい)→「優良林地を増やす」、「省エネ・省資源の取り組みを進める」→「資源の有効利用」というように、プラスになるように持って行くべきだ。[S.S]
- 「荒廃した山林」とあるが、下仁田の山林は手入れをしてずいぶん良くなった。[M.A]
- 基本計画をつくる上で、町として目指す環境のイメージがまずあるべきではないか。個々の問題について議論し、それらの対応策を決めるというやり方では、方向性が定まらず到達点のイメージがしにくい。全体の目標を立てるべきではないか。[T.U]
- 計画がめざす全体の目標は、何らかの形でたてるべき。例えば、「山、森、川、水など、自然の恵みの保全を進めよう」というような。[S.N]
- 町でたてた町民憲章にそういうものがなかったか。それを取り入れたい。
→町民憲章については、「下仁田町民環境保護憲章」を配布しました。→町HP生活環境の項でご覧頂けます。 - 環境への意識について、「自然に親しむ機会をつくる」を入れたい。[S.N]
- 現段階では、方針としては案のまま保留にしておくべき。[T.U]
- 施策を検討し、その結果を踏まえた上で出てくるものが基本方針なので、現段階はそれでよいと思う。[K.S]
3.具体的な施策の検討
前回までの委員会、アンケートの自由意見などから抽出された、具体的な施策の案についての検討を行いました。施策の案は、資料として事前に各委員へ配布し、当日はそれについての意見を述べてもらうこととしました。
検討は、3つのグループに分かれて行いました。各グループの検討テーマは、以下の通りとしました。
【1グループ】 水 / 生きもの / 騒音・振動・悪臭
【2グループ】 山林・農地 / 景観
【3グループ】 ごみ / 省エネ・省資源 / 環境への配慮
事前配布した資料はこちら>>
施策の案について(別ウィンドウで開きます)
検討の様子を以下に示します。
【1グループ】
[大分類:水]
■家庭排水- 川の汚れの最大の要因は家庭排水であろう。やはり合併浄化槽の整備を進めるのが一番良い。[K.M]
- 南牧は浄化槽の点検・清掃に月4,400円、年間5万円程度支払っている。年寄り一人の世帯の場合、年間の負担は大きい。家族の数に応じて課金をすればどうか。[H.H]
- 数軒単位で合併浄化槽をつくれるようにすればどうか。[K.M]
→現在は合併浄化槽を設置する場合、各戸に補助している形である。町としては今後、特定の場所に設置して、そこに数件が接続するような形を考えている。大きさは5人槽、7人、10人のタイプがある。ただ予算的な問題もあり、年間何基設置できるか分からない状況である。[M.O] - 合併浄化槽にした場合、他の地域の下水道料金と同じように、水道使用量に応じて料金を設定した方が不公平感は少ないのではないか。[K.M]
- 商工会家庭部では、廃油を回収し廃油石けんをつくるとりくみを現在進めている。合併浄化槽が整備されるまでは当面、このような家庭でできるとりくみを進めていけばどうか。[K.M]
- 排水口の水切り網を普及させていく。野菜の小さなクズを流さないこと。[T.H]
- 汚れた水が早く流れてしまう。資料にあるようにため池は有効と考えられる。ただ、すぐにため池を作れとは言えないので、意識を高めていくことが必要ではないか。[T.H]
- 単独浄化槽が普及し、検査回数も増えているので、昔に比べて臭いが少ない。蚊も少なくなった。[T.S]
- 洗濯時には洗剤を少なくするよう、町民に働きかける。最低の汚れだけ落とすことができれば良いのではないか。[H.H]
- 大人が川に行かないことが問題。実際川で泡の立っている場所を視察し、実情を理解してもらえばどうか。青倉川はきれいなイメージがあるが、実際には汚い。[T.H]
- 青倉川では、川の周りにコンニャク工場が次々できており、それが原因と考えられる。業者は「下仁田」という名前のブランドが欲しいため、製品製造業者が下仁田に工場を造った。[K.M]
- 大きな工場では沈殿槽設置が義務づけられており、流れてくる水は昔より良くなっている。やはり小さな工場が問題である。設備に資金がいるため、なかなか設置されない。「下仁田だから」ということで許されている部分がある。[K.M]
- 小さな工場にすぐ沈殿槽をつけろとは言えないので、要望を出していく程度に留まるのではないか。[T.H]
- 小さな工場が何軒か集まって、一緒に処理すればどうか。[不明]
- 西牧の山は鉱山が多く、水に毒が出ている。ただこれはもともと自然が抱える問題なのでどうにもできないが。[T.S]
- 川の水が汚れている原因は、上流で取水され水量が減っていることが大きいのではないか。ただこれも水利権の問題があり、すぐに何かできる話ではない。[T.H]
- 生活排水が直接流れ込んでいることも原因の一つ。先ほどの話のように合併浄化槽の整備を進めることが重要。[K.M]
- 水生生物が少ない点については、畑の農薬が流れ込んでいることも原因の一つではないか。農家の方には毒性の少ない農薬を使ってもらうよう要望してはどうか。[T.S]
- 小さなコンニャク工場の問題であるが、生玉を洗う工場は、必ず沈殿槽をつくるように指導すればどうか。コンクリートで集水升をつくる程度の簡単なものでも有効である。条例などで決められるのが効果的。町から指導すれば設置するのではないか。[T.S]
- 事業者の意識を変えていく必要がある。[不明]
[大分類:生きもの]
■自然保護- 例えばオオタカのような貴重種が生息していれば計画を止めることができると思うが、植物のシダなどは貴重といってもその程度が分からない。貴重性を分かりやすくアピールすることが必要なのではないか。例えば貴重種を指定するなど。[T.H]
- イノシシの被害は電牧では防ぎきれない。電気を感じて逆に柵に突進してくることもある。猟友会では電牧の内側に「なまこ板」を張ることを提案している。全域に張るのではなく、イノシシの通り道に張るだけで効果がある。被害を及ぼす動物の性質を知って、対応をとることが重要である。[T.S]
- このほか、イノシシは金属の音が嫌いなので、空き缶を用いて脅仕掛けがある。後は捕獲するしか手はないのではないか。[T.S]
- ハクビシンやサルの被害を防ぐには、身近に食べたくず(生ゴミ)を捨てないことが重要である。また捨てるものに気をつけること。[T.S]
- ハクビシンは人のいないところに入り込む修正がある。人気のない物置や廃屋など。街中でも人のいない建物は注意すべきである。[T.S]
- 罠のエサは、果物やとったイノシシの骨である。[T.S]
- カラスは神津牧場で問題となっており、現在罠を仕掛けて捕獲している。子牛の背中を傷つけてしまう。[T.S]
- アレチウリは対策を進めていくべきである。繁茂すると覆われた植物は枯れてしまう。川沿いの植生が変わってきてしまうのではないか。川岸を守っている植物が枯れると、岸の強度が弱くなるなど水防上も問題がある。川沿いは特に除去を進めていくと良い。ただ誰がやるのかは問題である。[T.H]
[大分類:騒音・振動・悪臭]
■悪臭- 問題とされている工場だが、悪臭は最近改善されてきた。臭いの元は缶詰に残っている水分の臭いである。[K.M]
- 住民から強い要望があり、また行政からも指導があったと考えられる。今回の計画で特段対応をとる必要はないと思われる。[K.M]
- 国道ではなく街中の話であるが、道路脇の側溝のふたががたがた鳴ってうるさい。ふたをしっかり止めれば問題はなくなると思われる。側溝の掃除はグレーチングの場所をはずして掃除すればよい。[T.S]
- 国道を走るトラックは下仁田ICから佐久ICまでの料金を節約するため、街中の国道は走っている。\3,000くらい違うらしい。トラックが通ることで潤っている業者もあり、なかなか通るのをやめろとは言えない。[K.M]
- 踏切近くの家は振動・騒音が大変とのことである。踏切・信号が連続するため、発車させるときにエンジンをふかし、騒音が発生する。テレビの音声が聞こえないこともあるとのこと。[K.M]
- 下仁田ICと佐久IC間はETC付きトラックは割引にすればどうだろうか。JHに提案する。[不明]
1グループの討議の様子
【2グループ】
[大分類:山林・農地]
- 一度農振になると除外申請をしないと原則除外されない。しかし、農地として耕作している場所でないところもある。有用農地について現状把握をし、現状と今後の計画に合わせて残すべきところを残すような線引きを改めてするべきだ。[K.K]
- 農地に関しての線引きは必要だ。農地として残す部分、山林にする部分、境界部分などを決めて、境界部分に景観植物などを植えたらいい。最近では山と畑の境界に換金作物としてミズブキなどを植えている。中間に人を呼ぶ施策も必要だ。集落営農で農地は農地として保全する必要があるが、ダメなところも農地として一律に保全しているのはおかしい。[T.U]
- (施策案に出ている)「自然観察型公園」とあるが、まずは線引きをして、どこをどう使いたいか町で決めるべき(ゾーニングが必要)。[K.K]
- 中山間地直接支払制度では、15°以上の急傾斜地を対象にしており、登記の対象に入らないようなところに金を出している。(傾斜)8~15°の使える場所は対象としていない。[S.S]
- 同じ草が生えていても15°を境に対応が違う。15°以上の急傾斜地では高齢者は作業できない。[M.A]
- 農耕地を保全する目的で国の金が出ているはず。ますはそこから始めないと。[S.S]
- 対象が8°以上ならかなりの面積が入るのか?下仁田にはないと言われていた気がする。虫食いじゃダメで、対象地域が全部管理されている必要があるはず。[T.U]
- 断るような政策はダメだ。積極的に活用する様でなければ・・・[M.A]
- シルバー人材に頼んでも残りはあるはず。そういう活用法もできるだろう。[T.U]
- 国からの基準に当てはまれば受けるべきだ[K.K]
- 国が農地保全に金を出すと言うのに、それに乗らずに他の事をやるというのはおかしい。林業分野も単価は低いが(同様の補償が)ある。[S.S]
- 林業はもともと自由経済のはずなので、原価計算をして商品を売ればもっと違う。外国産材との競争で、国が原価計算もせずに値段を決めているのが間違い。実際には下草刈りのみで植え付けも出来ないくらいの金しかない。木材の原価計算をしても客から手が届かなくなるほどではない。[K.K]
- 補助金も変わりつつあり、直接支払いは無くなってきている。[S.S]
- 国際競争などというが、スイスなどは高山帯の農耕地にものすごい税金を投入して保護している。やり方次第だと思う。[K.K]
- 山林と農地といったら、まずは資金面。もう一つは人的資源だ。資金面では、使える制度をまずことごとく使う事が大事。人的資源は、団塊の世代の活用が鍵だと思う。NPOなのかシルバー人材なのかはわからないが。また、町内だけを対象とするのか、下からの人を入れるのかという選択肢もある。畑に花を植える様なことをする以前に、森林保全に関する事業家が出来るかどうかだ。そのためには金と人をどうするかだ。[T.U]
- 上野村は林業をする人に金を出している。[S.S]
- 下仁田でもやっているがなぜか居着かない。1年間は補助して、賃金も出すし、チェンソーの使い方から教えているがダメだ。[M.A]
- 上野村はちゃんとしているからだ。[S.S, T.U]
- 下仁田は中途半端、上野村の方がちゃんとしている。[T.T]
- 東京が近すぎるのも問題だった。大工の利益として、東京に材を持って行けば1週間後には現金が入った。虫食い行政の結果だ。材価が上がり木が植えられれば解決するのだが。[K.K]
- 広葉樹は金になるのか?[S.S]
- 金にならない。買い手がないので売れない。売っても下刈り賃にしかならない。[M.A]
- 水源涵養、災害防止・・・というが、循環させるのか?それとも原生林にでもするのか?[T.U]
- 30~50年経ったら伐って更新させるのが一番だ。[M.A]
- 木質バイオマスはどうなった?葛巻町(岩手県)ではチップ化、ストーブは鋳物、すべて産業化するとしている。産業化を考えなくてはいけない。[S.S]
- 木質バイオマスは木材業界だけだったから・・・こんにゃくの産廃まで巻き込んで、町内全体で回さなくちゃうまくいかない。特に税金を納めている食品業界から出資金を募ってバイオマスを開発し、熱源を提供する(税金を納めている人の肩代わりをする)くらいのところまで行かないとダメだ。[K.K]
- 最初の頃は県の森林部が入っていたので、キノコの産廃なども検討対象になっていた。酪農まで含めた考えはあるのか訊いたが、行政は縦割りなので農地までは無理といわれた。出来るなら家庭ゴミまで含めたバイオマスにしなくてはならないと思う。[T.U]
- 資源としては町全体の処理と考えるべきだ。[K.K]
- 最近は蓄熱材とストーブがセットで売っている。[T.U]
- ストーブは掃除が大変だ。[S.S]
- 良いストーブはあまり掃除しなくて良い。[M.A]
- ウチは煙突のみだが、ひと月に1回程度だ。[T.T]
- どちらにせよ、ある資源は利用しなければ山林も農地も荒廃するだけだ。その為の補助金であり、その他の手段も併せて考えるべきだ。循環型農業、循環型林業というのを本気で考えるべきだ。キノコは既に実証しつつある。[T.U]
- 下仁田の農業はネギ、こんにゃく、稲くらいか?[K.K]
- 飼料畑は結構ある。[T.U]
- 支援して行かなくては成り立たない状況か?[K.K]
- ネギはもう少し大丈夫だと思うが、どちらにせよ年齢的な問題が大きい。新規営農者が会社の定年で出てくるか?どうやって取り込むか?人的な部分での課題だ。[T.U]
- 林業、農業をやる人を確保しなくては・・・。[K.K]
- 山でもそうだし、農業もそうだが、そこに住んでなくては手入れが出来ない。都会に住んでいて手入れをするのは無理だ。[T.U]
- 森林組合は現在団地化して整備していてGPSで管理している。持ち主はいなくても整備は可能だ。[M.A]
- いかに教えるかも課題だ。一人前になるには最低3年はかかる。自分もそうだったが、誰に訊いて良いか判らない状況だった。[T.T]
- 10年前なら無かったかもしれないが、今は農林大学校を頂点に、各地域の普及センターも体制は出来ていて、いろいろ教えてくれる。家庭菜園に毛が生えたような感じなので恥ずかしいと思って聞きづらい人もいると聞くが、気にすることはない。そのような事も含めてまだまだアピールが足りないかもしれない。[T.U]
- グリーンツーリズムなどは国が率先して進めている。こういう機会を逃してはいけない。[K.K]
- ご意見はつきないようですが・・・。今までの意見をまとめると(1)国の施策などは逃さずに、使える助成などは積極的に使うこと。その上で他の施策について考えるべきだ。(2)林産林地、有用農地として残すところ、他のものに転換するところなどゾーニングして、町として計画性を持って継続的に開発を進める必要がある。(3)町外の団塊の世代(NPO、都会からの新規営農者等)も視野に入れ、人的資源の活用法について検討すべき。(4)循環型を目指した総合的な施策をすすめる必要がある。といった感じでよいか?[H.I]
- 材木は原価計算した発注方法を考える必要があるということを加えて欲しい。[K.K]
- 循環型については、バイオマスエネルギーの観点と循環型農業の観点の大きく二つある。また、バイオマスは町全体の産業として考えるべき事だということが大事だ。[K.K、T.U]
- 挙がっている施策についての意見は?[H.I]
- 放牧についての施策案はここで話をすべき事ではない。[S.S]
- 山の作業の効率化よりも、一人前になる教育・訓練を行うことが大事だ。[T.U]
[大分類:景観]
- 街並みは主要部材を統一するだけでも全体の統一感が取れる。(町に来てお金を使ってくれる)観光客のためにも、散策する場所も必要だ。[K.K]
- 外観指定など、住民の合意が得られれば景観協定なども可能。[H.I]
- 中央通りはあのままにするのはどうか?[S.S]
- 人間がいなくて・・・。[M.A]
- 風情が無くなってきているのは確かだ。[K.K]
- 古き良き建物をみんな壊してしまっている。[M.A]
- 街道筋の景観保全は必要では?[S.S]
- 地域ボランティアは20~30年後にはどうなっているのか?桜の苗を配る話も1年で立ち消えになった。継続が大事だ。景観を保つ作業には20~30年という単位で時間がかかるということだ。
- 単発はやめて欲しい。思いつきでやってはやめるの繰り返しは困る。(環境基本計画も?)せっかくこれだけの人を集めたんだから、10~20年かけて実行し続けるようにして貰わないと、集まった甲斐がない。[K.K]
- アジサイを植えているのも、インター~道の駅くらいまではせめて続けて欲しい。[K.K]
- 道の駅まででよいのか?という問題もある。町の中に人が来て欲しいのでは?R254、上野村へ続く街道筋なども意識を持ってやらなくては。[T.U]
- 廃屋については、空き家の提供はまちづくり推進課が募集し、集まり次第ネット上で流すらしい。既にある程度集まってきていると聞いている。移住する人、長野等への遊びの拠点に使う人、別荘とする人・・・と目的は様々だ。「貸し家+情報」でどんな情報が載せられるか。周りまで含めてネットに載せる必要がある。以前、(情報発信側が)自分で判断するなと言われたことがある。つまり、家が汚かろうが、端から見て住めなかろうが、借りたい側には関係ないということだ。(貸し手が)心配する必要はなく、(借り手が)使いたいように使えるところを使うから・・・ということだ。[T.U]
- どうにも使えない廃屋は根気よく町が撤去しなくちゃダメだ。金がかかると言うが、災害が起きてからのことを考えたら安いものだ。昔ながらの建物は変な材料を使っていないから、バイオマスにするのも、焼却するのもそれほど難しいことではない。行政が強力に対処すべきだ。極力産廃扱いしないことが大事だ。[K.K]
- 景観についてだが、ミツバツツジの山というのがある。きれいなミツバツツジ群落を所有者が許可して上の雑木を伐って整備した。こういう情報を共有するために何らかのやり方があると思う。[T.U]
- 町からよく見えるところをカエデの紅葉などがきれいな広葉樹にするのも良い。[S.S]
- R254の旧道を散策道として整備するのはどうだろうか。[T.U]
- 景観、自然に親しむ、という点ではやはり荒船だろう。荒船湖、橋もある、水源ダムもある、一貫性を持たせて観光を絡めて親水的なスポットを結びつけた開発をすべきだ。[K.K]
- 情報を幾ら渡せるかだ。情報が欲しい人はたくさんいる。水源地としての役割も、都会人に目を向けて貰うこと、意識して貰うことが大事。ダム湖フェスティバルなども地元しか来ないなら、ここで幾らやってもそれまでで終わってしまう。このような事を大々的にアピールするなども必要。花の表彰なども含めて、地元すら知らない様な事を紹介し、アピールすることが大事。
- まだまだ議論はつきないようですが、そろそろ時間ですのでまとめます。景観については、(1)街並みは主要部材の統一を推奨する。(2)廃屋についてはこれまでに出されている施策案の通りだが、順番としてまず空き家の斡旋をし、どうしてもというものだけ町が積極的に撤去する。その際には木質バイオマスとしての利用を考える。(3)街道沿いの緑化は、継続的に行うことが大事。また、やる気を起こさせる表彰や、周知のためのイベント、アドバイス的な事例紹介なども必要。(4)R254の旧道沿いの散策道化、荒船山周辺の一貫した開発なども大事。また、山林・農地で出たゾーニングについても、こちらでも使えそうですね。カエデ類など紅葉のきれいな広葉樹の雑木にするというのも話題で出ていた気がしますが、計画的に植えるのが良いでしょう。[H.I]
- 有効的で、タダで利用できる情報発信をもっとうまく使うことが大事だ。どう利用していくのか?あるものは使わないともったいないという発想が大事。[T.U]
- 最後に・・・景観的には広葉樹が良いというが、樹種選定する際に、お金になるものを考えないと行けない。保水だけではダメだ。例えば寺社仏閣などの財産的なものを植えるような配慮が必要だ。[K.K]
2グループの討議の様子
【3グループ】
[大分類:省エネ・省資源]
- 車を運転するときに、急発進や急ブレーキを避けることによって燃費を向上させることができる。経験的には、回転数を2,000回転以下に抑えると、燃費はグンと良くなる。そういった、燃費を良くするための運転技術を広められないか。[S.N]
- 街灯は防犯上有効であり、減らすことには反対。その代わりに、家庭ではこまめに明かりを消すなど、節電に努めること。また、夏はクールビズ、冬は厚着をして、冷暖房のエネルギーを節約する。[K.S]
- 文化ホールの前に水車が作られているが、今は動いていない(小坂用水の水を使用していたが、小坂用水は使われなくなって途中で塞がってしまっている[K.S])。用水を復活させて、打ち水に使ってはどうか。昔ながらのやり方で、風情のあるものを取り入れたい。[T.T]
- 導入にお金がかかるが、太陽光発電機や太陽熱温水器はどうなのか。[K.S]
- 設置を検討してみたが、元が取れるまでには長い時間がかかることが分かり、それまではたぶん生きていないと思って見送った。[S.N]
- あれは後から設置しようとすると費用がかかって大変。最初に造るときに設置した方がいい。[H.H]
- 太陽光発電を自治体で大々的に導入しているところはないのか?[K.S]
- 自治体としてはあまり聞いたことがないが、今後施設を新設する際には、それらの設備を必ず設置するようにしているところはある。 その他の、たとえば「公共交通機関の利用促進」などはどうか。[T.M]
- 自然学校で、上信線の各駅周辺の観察ガイドを作っている。上信線は1時間に1本くらい走っているので、1つの駅周辺を1時間程度で見て回れるような内容になる予定。利用促進の1つの材料になると思う。[S.N]
- 高崎市では、市街地を200円均一の市内循環バスが走っている。が、1時間に1本程度の運行であることや、様々な施設を巡回するようなルートであるため、目的地までの所要時間が長く、普段はあまり使わない。また、富岡市でも似たようなバスは走っている。[H.H]
- 観光地、または規模の大きな都市でないと難しいのではないか。[S.N]
- (下仁田の)9峰へ歩いて登れるようにする、というのは是非やってもらいたい。[T.T]
- ほかに、自然エネルギー、代替エネルギーについてはどうか。[T.M]
- バイオマスについては、町での取り組みは中断している。[K.S]
- 代替エネルギーは、難しいような気がする。群馬県では温泉資源が豊富なため、地熱発電を検討したことがあるが、温泉の権利との関係で発電事業は困難ということだった。やはり、低公害で燃費の良い車に乗るなどの方策が良いのではないか。皆がやるようになれば、急速に普及すると思う。[S.N]
- マイバッグキャンペーンのことだが、レジ袋をあらかじめ町民に10枚程度まとめて配布し、それを使い回してもらうというのも手ではないか。[T.T]
- 商工会で作ったマイバッグは、小さくて使いにくかった。それで普及しなかったのかもしれない。[K.S]
- 自分のところでは、大手スーパーが店内用のカゴと同じようなカゴを保証金を取って利用客に貸し出す「マイバスケット」という仕組みがあり、利用している。このカゴは、他のスーパーでも使え、レジで直接入れてもらえるため精算後に袋に移し替える必要がなく、時間と手間の節約でも有効。車でないと難しいが、便利な仕組みだ。カゴだけでなく、カゴのサイズに合わせたナイロン製の袋もある。[T.M]
- 大きめで使いやすいマイバッグを作り、配って広めよう。[K.S]
- 食品トレーは、陳列の都合や売れ残りを防ぐなどの意味合いもあり、業者側がなくせないと思っているようだ。使わなくても良いと思われるものまで使われているのは確か。[T.T]
- 回収はしていないのか。[S.N]
- 回収はAコープなどで行っている。しかし、出す人がどの程度いるのか。[K.S]
- 回収したものはトレーに再生されるわけではなく、たとえばベンチなど再資源化した上で別の製品になる場合が多く、資源を消費する点では同じ。[T.M]
- 当面は回収を進めるにしても、やはり使う量を減らすことが重要だ。[K.S]
[大分類:ごみ]
- ごみのポイ捨てをするのは、町外の人、それに車のドライバーだろう。道路際のごみは、町民がいくら努力してもなくならない。捨てにくくする工夫が必要だ。[S.N]
- ポイ捨てに対する町の条例に罰則の規定はあるか?[T.T]
- 罰金を取り入れるのは結構複雑になってしまう。罰則規定を入れたときに難しいのは、実際に捨てた人を特定することができるかどうかということ。[M.O]
- 条例があるのなら、まずは条例を厳しくするということか。[T.T]
- ごみが多いのは、周辺部。市街地には少ない。下仁田はごみ拾い運動を前から行っているのできれいな方だと思う。以前川越へ行ったら、捨てられているごみの多さに驚いた。以前からあるごみ拾い運動を継続して行い、拡大させることが必要。[K.S]
- ポイ捨ては心理的なもの。心理的な抑止策としては、看板を立てることと、きれいにしておくことか。[H.H]
- 下仁田では看板はそこら中に立ててある。以前下仁田を訪ねた高校生に下仁田の印象を聞いたところ、「看板が多いこと」と言われたことがある。[M.O]
- 心理的といえば、ごみを捨てやすいのは草むらだ。草むらに捨てると、見えなくなってしまう。道路際の草むらを極力少なくし、見えやすくするのが良いのでは。[H.H]
- 車の中にごみ入れをおいておくのが望ましいのだが。[S.N]
- 観光シーズンに、町の入り口の下仁田インター付近でごみ袋を配り、ごみのポイ捨て防止と持ち帰りのキャンペーンを展開するのはどうか。[T.T]
- 町民のボランティアによるパトロール隊を組織するのも良い。[M.O]
- 車に「ごみパトロール中」といったステッカーを貼るのも効果があるのでは。[K.S]
- ごみ処理についてはどうか。[T.M]
- 農家はコンポストなどを使って生ごみを処理できるから良いが、町中では埋めたりできない。[K.S]
- 生ごみ処理機に対する助成金は、今現在は予算が付いていないためお金が出ないが、5万円の処理機を購入した場合、2万 5千円の助成が受けられる。9月の補正で復活する可能性もある。自宅では生ごみ処理機を使っているが、ごみの量は本当に驚くほど減る。家の中に置いて使っているが、においもほとんどない。まだ、これを使うことで電気代が大きく上がったという感じもしない。ごみ減量の効果は大きいので、保健環境課としては各戸に配布したいくらいだ。[M.O]
- それほどいいものなのなら、町でもっと良さをアピールして、普及させた方がよい。メリットを広報や何らかのイベントで紹介したらどうか。[T.T]
- 台数をまとめて、安く購入できないか。[K.S]
- 資源物の回収については、高齢者は回収ステーションまで持って行くのが大変で、持って行きたくても行けないことがある。[T.T]
- 子供会で戸別に収集し、少しお金を渡すというのはどうか。[K.S]
- 「ごみの回収を増やす」というのは、ごみ減量の点からすると逆行するのではないか。回数や分別の方法などを提案できるのか。[S.N]
- 家庭ごみの処理は施設組合で行っており、すぐに変更できることではない。下仁田と南牧でこのようにしてほしい、と要望すれば実現するかもしれないが。[M.O]
- ごみの回収回数を増やすのは、施策からは外した方が良い。[S.N]
[大分類:環境への意識]
- 学校で環境教育を行うのは、今の学校の現状からすると難しい。家族ぐるみが基本。[S.N]
- 学校で自然観察をするとは言っても、学校から外に出るのはいろいろと大変。[H.H]
- 親と子供が一緒に参加できるような活動なり企画があると、参加しやすい。[K.S]
- 学校単位ではなく、集落単位、地区単位でも良いので、自然に親しむ機会を作ることが大事。環境のことに関心を持たせるには、まず自然に直に触れ親しむ機会をもつことが重要。きれいな川や生きもののいる自然に触れることにより、普段の生活の中でも環境を大事にしようという気持ちが生まれてくる。[S.N]
- 自然に触れたいと思ったときに、すぐ近くに遊べる場所があるというのは、恵まれている。[H.H]
- 今の学校は、行事やら部活やらで、とにかく忙しすぎる。また、学校へ縛り付けすぎ。これは先生も同じである。また、自然とふれあうと思っても、先生自身にその経験がないため、どうしていいか分からず、結局連れ出すことができない。町や父兄の考え方が変わらなければ、学校は変わっていかないのではないか。[S.N]
- 環境の先進地や良い取り組みを学ぶのも大事だが、環境が悪化した原因を体感するのも大事だと思う。川が汚れているなら、なぜ汚れたのかの原因を大人がきちんと認識しているかが疑問。現場をみて、理解する必要があると思う。[M.O]
- 町でこれまで計画したいろいろなことが、中断してそのままになっている。熱しやすく冷めやすい傾向があるのか。これまで取り組んできたことを継続し、発展させるべきだ。[K.S]
3グループの討議の様子
4.検討結果発表
各グループで検討した内容について、発表を行いました。
- 3グループからは、バイオマスが中断している理由について燃料が確保できないためとの報告があったが、燃料の確保については問題がなく、立地場所が問題だったためである。
- バイオ式生ごみ処理機で使用する基材(チップ)の材料は下仁田に豊富にある。町が基材づくりにかかわってはどうか。
- 大型トラックなどの騒音は、路面に凸凹があったり段差があったりすると特にひどい。路面が整備されていないことも問題だ。
- 大型車にあおられて怖い思いをすることがある。待避できる場所をつくってほしい。
5.連絡事項
- 次回は、8月9日(水)14時より行うこととしました。
- 次回は、今回出された施策案を元に計画のたたき台となる「素案(案)」を作成して提示しますので、それについての検討を行う予定です。
事前配布した資料はこちら
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