更新日:2021年10月20日
第6回において「第一次素案」の内容を検討し、出された意見から「第二次素案」を作成しました。第7回委員会では、この内容について検討を行いました。検討を行ったのは、主に計画の基本的事項、環境の現況、重点施策についてです。
開催日時・場所
日時 平成18年9月21日(水) 14:00~17:00
場所 下仁田町ふれあい学習センター 学習室
議事内容
1.開会・あいさつ
- 野村委員長より、第7回委員会開会のあいさつがありました。
2.第1章および第2章について
前回の委員会までの議論の結果を基に、「第二次素案」をとりまとめました。この案では、第1章(計画の基本事項)を大幅に見直すとともに、第2章(環境の現況)についても組み込みました。まず、この部分の確認を行いました。
<第1章>
- 第1章についてはいい文章であると思う。[H.H]
<第2章>
- 保安林が町内各箇所に配置されている。保安林は防災のほか水源涵養のために指定されている場所もあることから、町内の保安林規模をどこかに明示してはどうか。[S.S]
→町として把握しているので、数字を入れることは可能。[K.S] - P8山の印を図面内に入れる。[S.N]
- P8神津牧場の位置を物見山下に入れる。[S.S, T.K]
- P11の第一次産業、第二次産業などの内容説明を入れる。[H.H]
- P12公園の位置を図面に示す。[S.N]
3.「第4章 具体的な施策の展開」についての検討
前回の委員会で出された意見を反映した修正結果について、確認を行いました。委員から出された意見は、下記の通りでした。
[水環境の浄化]
- 「水質改善のため適正な流量を検討」とあるが、これは道平川ダムの取水量の検討も入っているのか?
→入っていると認識している。[事務局]
[山林・農地]
- 「木材の付加価値を高める」とあるが、どのようなことを用いれば付加価値が高まるかを記述しておけばどうか。[S.N]
- 人工的に枝を下ろす(枝打ち)ことが重要。短期的ではなく長期的な視点で節のない木材をつくる。また外材キット(2×4ログハウスなど)のようなものを国産材でもつくることができれば価値は高まる。それには機材や設備が必要。[K.K]
- 下仁田の木で木造住宅を造りたいというときに、それを叶えるような仕組みが現在はない。自分たちで木を選ぶことができるような仕組みがあると良いのではないか。森林組合などに窓口を置いて、山林の手配や木材価格の調整を行うなど。[K.K]
- 下仁田産のスギは銘木と呼ばれるものはないが、色は安定していると思う。[K.K]
- 動物被害は、餌となる木の実がなる広葉樹が少なくなっていることが原因のひとつとして挙げられている。これらの対策のため広葉樹を植えるような対策を入れてはどうか。[K.K]
[自然・生きもの]
- アレチウリの駆除は町で取り組んでいるのか?[S.N]
→町としても個人としても取り組んではいない。[K.S] - 「貴重性の周知」では、位置情報が公表されると保護上問題がある。「保護する」という意味合いの表現に変えた方がよい。[T.H]
[ごみ]
- P30の「町全体で・・・」と「自治会、子供会、・・・」は同じ意味ではないか?「廃品(資源物)」としてはどうか。[K.S]
→事務局で言葉の整理をする。 - P30「高齢者世帯に対しては個別回収も実施」については、ごみ処理に移動してはどうか[K.S]
- 上記「高齢者・・・」は取組としてあってもいいかもしれない。言葉として活かして残してはどうか。
[省エネ・省資源]
- 特に意見なし
[景観]
- P33「空き家利用」については、どちらかというと商業利用目的となると思うが、この環境基本計画に施策として入っていてもいいのか?[S.S]
→現在も町では空き家の斡旋を行っており、特に問題はないと考える。ここでは景観的な問題を扱っているので、廃屋対策として入れてあってもいいと考えている。[K.S] - 町並みの美化を見直すという取組も必要ではないか。[S.N]
- 「景観を保つ」前に、景観を整備しておくことが必要ではないか。[T.K]
- 朽ちかけた家は条例などで撤去しても良いのではないか。[T.T]
→町では昨年、環境美化に関する条例をつくった。この条例は、個人の財産に初めて踏み込んだ画期的なものであり、問題のある家屋に対して指導ができるようになった。が、なかなか個人の財産を侵害することはできず、強制力は強くない。[K.S] - 防災上の理由(危険である)で壊せるのではないか。[T.K]
→安全面から措置を講じることのできるような条例は、今のところない。この計画で位置づけておけば良いと思う。[K.S] - 「利活用・・・撤去を指導」の文章は、「安全対策または撤去」という表現に変更する。[S.N]
- 「紅葉のきれいな樹種」とあるが、これだけでなく他の樹種も植えてはどうか。[T.H]
- 紅葉やあじさいだけでなく、土地が保全できるような樹種を植えてはどうか。[T.K]
- 「景観的に美しい山づくりを行う」という表現に変更する。[S.N]
[生活環境]
- 特に意見なし
[環境への意識]
- ぐんま百名山のうち下仁田にはかなりの数がある。これらを登山道整備の項に入れてはどうか。[S.S]
→ぐんま百名山は子供たちが登ることを考えると、きついと思う。この文章は「9つの峰」だけで良いと思う。[K.S]
討議の様子
4.重点施策
重点施策について、前回委員会では時間の都合から項目をあげるのみとなりましたが、今回の委員会において内容の検討を行いました。
[前文]
- 重点的に進めることが目的であるので、文章を強い調子に変更する。「重点的・先行的に推進する項目「重点施策」は以下の通りです。」
[1:水質]
- 「合併浄化槽の設置が進んでいない」と表現されているが、そもそも下水道の整備が遅れていることが原因であり、この表現だと町民個別の努力が足りないという風にとることもできる。下水道については触れておいた方がよいのではないか。[S.S]
→合併浄化槽は町民個別に設置負担をお願いする訳ではなく、市町村設置を考えている。「廃水処理施設の整備が進んでいない」程度の言い方が良いのではないか。この部分については言葉を事務局で検討して、次回委員会にて報告する。[K.S]
[2:すぐれた山林の育成]
- グリーンツーリズムについては、山林だけでなく農地も組み込むことが必要と思う。山林だけに限定しないようにすればどうか。山林の並びに「農地」も表現としていれておけばどうか。[S.S]
- グリーンツーリズムは山林のみならず農地もセットである。ここでは同時に並べておけばどうか。[T.K]
- 農地については適正管理を行うことが目的。前段の施策のところでも述べられている。山林に一緒に足すようなイメージでいいのではないか。[K.S]
- Y地区は集落全体をモデル地区として位置づけてはどうか。山林・畑の両方がよく、町の中で典型的な山間地の集落である。[K.K]
- 町内には似たような場所がいくつかある。庁内でも、そのような地区の将来についてどうすればよいかという議論があった。これからは都市とのつながりの中に活路があるという意見も出ていた。[K.S]
- 自然学校でもY地区などの地区の価値を評価しており、これらの地区を含めて世界遺産に登録しようという方向で議論している。[S.N]
→この部分も事務局で言葉を検討し、次回委員会にて諮ることとする。
[4:生ゴミの減量]
- 生ゴミ処理機について、補助金を出すとうたっても良いか?[K.K]
→財源については役場で考えればよい。今も処理機の補助はゴミ袋の収益で賄っている。理念的にはこの表現でよいと思う。[K.S]
5.連絡事項
- 次回は、10月19日(木)14時より行うこととしました。
- 今回の意見をふまえた修正案を、今後町内の各課に投げかけて調整を行い、結果を次回委員会で報告する予定。
- 資料を読み返して頂いて、追加意見があれば事務局まで連絡して欲しい。
- 次回委員会ではキャッチフレーズを検討する。一人ひとつの案を考えてきて欲しい。
- 9/30に市民参加調査の観察会を行う。9:30旧西中グラウンド集合。
- 11/23に講演会を予定している。高崎経済大学の西野先生に打診した。先生からは了承していただいたが、委員会として承認して頂けるか?
→異議なし。承認とする。
このページに関する問い合わせ先
保健課
郵便番号:370-2601
所在地:下仁田町大字下仁田111-2
電話番号:0274-82-5490
ファクス番号:0274-70-3013
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